毎年楽しみにしている講演会の１つが、酒田東高校の「これみち講演会」です。先生方、同窓会の方々の本当に熱い想いの詰まった講演会、今年で5年目になりました。「これみち講演会」の「これみち」は、「これが私の生きる道」を短くしたもので、地元で仕事をしている大人15名の中から自分が話を聞いてみたい人を3名選んで話を聞き、自分の将来や生き方について考える時間を過ごします。家族や近所の人、先生以外の大人と話す機会がなかなかない高校生にとって、貴重な時間になっているようです。特に、OBOGの方々のお話は自分と同じ校舎で学んだ先輩たちが卒業後にどのような進路を辿ったのか、関心が非常に高いですね。

酒田東高校は「卒業生が200%県外に出ていく」と言われている進学校の１つですが、高校生のうちに、地元にいるうちに、少しでも地元のことを知って欲しい、知ってから羽ばたいて欲しい、という願いから始まっています。今年は昨年より更にスケールアップし、午前中には自分達を取り巻く社会の動きに関するミニセミナーと、入学してから今を振り返り、午後の講師の方々の話の聞き方を学セミナーを受講してから午後に臨んでもらいました。振り返りと問いかけのセミナーは、私の信頼するパートナーのキャリエール・ミッケのキャリアカウンセラー浅野えみさんです！一学年全員への問いでしたが、一人一人に語りかけているようなセミナーは、さすがでした。

講師の方々からは、「今年の質問は鋭かった」「メモをたくさんとっている生徒がいた」「積極的に参加してくれた」という感想をいただいています。また、毎年この講演会を楽しみにしてくださっている講師の方々も多く、かなり力を入れて、お仕事のスケジュールまで変更して参加してくださいます。プレゼンテーションの内容が年々バージョンアップされているので、生徒の皆さんは幸せですね。自分が高校生の頃もこのような講演会があれば、、と皆さんがおっしゃっているのが印象的でした。

先生方とは、もう次年度のお話が出ています。更にバージョンアップしそうで、今から楽しみです。