3人産んでも良いですよ。

ワークライフバランス

2021 . 06 . 01

今日のニュースで、「中国で3人目の出産を容認、少子高齢化に対応」と報道されていました。長く「一人っ子政策」を行っていた中国も、ここまできたか、と驚愕しました。日本はかなり前から少子高齢化によって引き起こされる多くの課題にどのように対応すべきか議論がなされてきましたが、明確な打ち手は見えていないようです。

働き方改革の必要性のお話をする際、いつも「人口ボーナス期」「人口オーナス期」に触れますが、その意味するところは人口ボーナス期にあっては、人口構造が経済に良い影響を与える時期で、豊富な労働力を元にした経済活動によって日本は大きな成長を遂げたが、人口オーナス期は逆になり、人口構造が経済活動にマイナスの影響を与える時期。日本はこのオーナス期がゆるやかではなく、一気に来てしまったため対応が遅くなり成長が鈍化したとお話します。

「少子化対策には子育て支援をして女性に産んでもらい、人口を増やす」はもはや幻想に近くなってきました。この文脈から男女共同参画や女性活躍などが派生してきていますが、子育て支援=保育園を増やす、についても短絡的でした。では少子化対策の切り札は何か?私は「働き方改革・両立支援」だと考えています。

人口減少・少子高齢化は「課題」ではなく「与件」です。企業は、この状況下でいかに持続し成長していくか。誰もが自分や家族のために生活の糧を得て、社会に貢献しながらワクワクする素晴らしいキャリアを積めるような企業に人は集まり、この先も生き残り成長していく、そんな二極化が目前に迫っています。若者たちは会社を選ぶとき、自分が消費される会社か、または成長出来る会社か、をよく見ています。誰かや何かが犠牲になったり、置き去りになったりすることなく、誰にとっても働きやすい会社であることが成長戦略であると改めて感じたニュースでした。