2023 . 12 . 12
12月、山形市の事業の1つであるWoman’s Campus 山形の「みんなが輝ける職場づくり」セミナーでアンコンシャス・バイアスをテーマにした講演とワークショップをしました。誰にでもあるバイアスについて考え、気づくことでより良い職場づくりや、誰もが働きやすい職場にするにはどのようなことが必要か?を参加者の皆さんと共に話し合いました。
バイアスというと、ジェンダーバイアスが頭に浮かびますが、何百もあるという説もあり、色々な場面で見られます。イギリスに留学していた時、寮の隣に住んでいたイギリス人学生に呼び止められ、「日本人はメカに強いから、直せるだろう」と動かないパソコンを見せられたことがあります。
また、「名古屋の人ってエビフライ好きなんだよね!」、「何でも味噌味にして食べるんでしょ」というのも一種のバイアスなのですが(私の母は北海道出身なので、いわゆる名古屋っぽい料理はしないんです)、いちいち「これはバイアスだろうか?」と考えながら会話をするのは楽しくなくなってしまいます。
自分のバイアスに気づいたら、そして、相手を不快にさせていることに気づいたら、素直に謝り、以降は気をつけていけばいいのです。バイアスは文化や育ってきた環境、それまでの経験に基づいている場合が多いこともあり、簡単に「解消」できるものではありません。
日本は、世界的に見ても寛容で多様性を実はずっと以前から許容している文化があると思います。お互いが気持ちよく協力し合って前に進んでいく力があるのが日本人なのでは?とアメリカに7年以上住んだ経験からは感じているのですが、皆さんはいかがですか?